ブラウンの電動シェイバー「シリーズ9」を修理してみた

目次

  1. 1. ブラウン電動シェイバーのシリーズ9がおかしい・・・
  2. 2. 原因の特定
  3. 3. 新しいバッテリーの調達
  4. 4. 本体の分解
    1. 4.1. 本体底部のネジを外す
    2. 4.2. グリップ部分を外す
    3. 4.3. 外装カバーを取り外す
    4. 4.4. 外装カバーを取り外す②
    5. 4.5. 内装部分のネジを外す
    6. 4.6. スイッチ部分の取り外し
    7. 4.7. 内装カバーの取り外し
    8. 4.8. 基盤の取り外し
    9. 4.9. バッテリーの交換
    10. 4.10. UltraFire「TR18500」の取付
    11. 4.11. 逆順で組み立てる際の注意点
  5. 5. 修理完了!
  6. 6. 公式の分解マニュアル
  7. 7. 修理が終わったけど状況が変わらない!

ブラウン電動シェイバーのシリーズ9がおかしい・・・

普段使用しているブラウンの電動剃刀機が正常に充電されなくなってしました。

症状としては、充電機にセットしても充電されず、本体に直接充電コードを接続しても「ピー、ピー」と音がなりダメでした。

もう4年間ぐらい使用しているので、ダメ元で修理を行ってみました。

原因の特定

充電ができないということで、内臓バッテリーの不良と当たりをつけて修理に望みます。

後でわかるのですが、内臓されているリチウムイオン電池はおそらく正常な状態でした(笑)。

新しいバッテリーの調達

シリーズ9に使われているリチウムイオン電池は「UR18500」というサンヨー製のものが搭載されています。

この「UR18500」は日本国内で単体販売されておらず、新品を入手するには、海外から輸入する必要があります。

調べてみると、ヤフオクで販売されているUltraFireというメーカーの「TR18500」というリチウムイオン電池で代用ができるようなので、こちらを使用することにしました。

ヤフオク - UltraFire TR18500 を検索

このあと分解画像が表示されますが、一部汚れ等があるため、苦手な方はブラウザバックでお願いします。

本体の分解

本体の分解には、トルクスドライバーのT6とT8、小さめのマイナスドライバーが必要になります。

本体底部のネジを外す

本体下部

充電端子付近にある矢印部分のネジは、T6のドライバーで外すことができます。

グリップ部分を外す

グリップの取り外し

バリカンユニットを上へスライドして、①の部分を剥がします。次に②のグリップ部分を下へスライドすると外すことができます。

外装カバーを取り外す

左右の外装パーツの取り外し

外装カバーを2つ取り外します。ツメで固定されているわけではありませんが、一部細い部分があるため、割れないように注意してください。

外装カバーを取り外す②

前面の外装の取り外し

矢印部分に各側面に3か所ツメで固定されているのでマイナスドライバー等を使用して外します。反対側面も同様にツメを外します。

前面外装の取り外し後

このように表面のカバーが外れます。

内装部分のネジを外す

内部T8ネジの位置

矢印の4本のネジをT8のトルクスドライバーで外します。

スイッチ部分の取り外し

スライドスイッチの取り外し

スライドスイッチ部分を取り外します。この時、黒い小さなパーツも一緒に取れますので紛失しないように注意してください。

内装カバーの取り外し

内装カバーの取り外し

見ずらいですが、矢印の部分にツメがありますのでマイナスドライバー等で外します。

内装カバーの取り外し後

ここまで作業してようやく基盤が見えてきます。

基盤の取り外し

基盤の取り外し

画像右側の矢印の部分を指で上に押し上げると、基盤が外れます。この部分はショートすると破損する可能性があるため、伝導性のドライバー等は使用しないでください。指で十分です。

基盤の取り外し後

この画像の赤い部分がリチウムイオン電池になっています。これをUltraFireの「TR18500」に交換します。

バッテリーの交換

バッテリーホルダーの端子加工

「UR18500」と「TR18500」は端子の形状が異なるため、矢印部分の端子を内側に曲げる必要があります。

バッテリーホルダーの端子加工後

ラジオペンチ等で上の写真のように加工すれば大丈夫でした。

UltraFire「TR18500」の取付

電池の取付

上記の画像のように新しいリチウムイオン電池を取り付けて完了となります。このとき電池のプラスマイナスの確認は忘れずに行ってください。極性を間違えると基盤が損傷してしまいます。

逆順で組み立てる際の注意点

注意点として、逆順に戻す際にスライドスイッチと小さなパーツを組み上げる際は、位置関係、バネの位置等をよく確認する必要がありました。

正しいメカニカル部の配置

上記の写真のように組付ける必要があります。

修理完了!

以上で修理完了です。慣れた方であればそこまで複雑な構造ではないのでチャレンジしてみる価値はあるかと思います。

公式の分解マニュアル

9242s (5791) / braun-service

ブラウン公式の電池の取り外し方

公式サイトの取り扱い説明書にもリチウムイオン電池の取り外し方が掲載れていたので、掲載しておきます。

修理が終わったけど状況が変わらない!

この電池交換が終わった後に、付属の充電器を本体に接続したところ、なんと充電できませんでした。

もしやと思い、前に使用していた古いブラウンの充電を持ってきて接続したところ、正常に充電できました。つまり、今回は充電器の故障ということでした。

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上記の充電コードを注文して動作を確認したところ、正常に充電することができました。同じ状況に陥ってる方は、充電コードを最初に疑いましょう笑。